人を知る 「車が好きな人は、整備士になるな」
そう周囲に言われても、
好きな道を選んで良かった
日産サティオ島根本社店サービス課 / 2021年入社 毛利 有希さんYUKI MORI

丸型4灯テールランプの恰好良さに一目惚れ

数多あるディーラーの中で日産を選んだ理由は。

 中学生の時、ゲームセンターで夢中になったのが「湾岸ミッドナイト」というドライビングゲーム。そこで乗っていたのが、日産のGT‐Rでした。バックの丸型4灯テールランプが格好良くて、そのフォルムに惚れ込んじゃいました。それから実車にも興味がわき始め、父に整備の手ほどきを受けるように。いろんなことをできるようになるのが楽しくて、車関係の道に進むことを考えました。
 親には「“世界のトヨタ”に行け」と言われたので(笑)、一旦はトヨタ直営の自動車整備専門学校の入学試験を受け、合格。でも、やはり日産への愛が強く、進路を変更して京都にある日産京都自動車大学校に進学しました。

怒られて悔しい。でも好きな道を選んで良かった

入社前に不安だったことは。

 周囲に、「車が好きな人は、整備士になるな」と言われました。好きなことを仕事にしない方がいいという意味だと思います。一瞬辞めた方がいいかなとも考えましたが、入社2年目の今も、仕事が楽しいので、好きな道を選んでよかったです。
 ただ、仕事は分からないことが多くて毎日大変です(苦笑)。専門学校の授業で使っていた実習車は、実際に道路を走っていないのでいつも同じ状態。でも、お客様の車は走行距離や走行場所、運転手の技術などによってさまざまで、一つとして同じ状態のものはありません。特に中古車は判断が難しく、気づいた異変が整備すべき状態なのか、する必要がない状態なのか、分からないんですよね。今はとにかく先輩に聞きまくり、自分の作業がない時は先輩たちの作業を見て、覚えようと必死です。
 失敗して怒られることもあります。でもそのままだと悔しいじゃないですか。「昨日ミスしたから、今日は絶対にミスをなくそう」って毎日自分を奮い立たせています。今は成長段階です。

自分へのご褒美は、とっておきの大吟醸

帰宅後やオフはどのように過ごしていますか。

 帰ったらまず「プシュッ」と1缶、350mlのビールやチューハイを空けます。風呂に入った後、ご飯を食べながら、もう少し呑みますね。自宅に「玉鋼 大吟醸」(簸上清酒)の一升瓶を置いていて、ちょっといいことがあった時などは大好きな日本酒を頂きます。高価なので時々ですけどね。
 ホンダの「グロム」を持っているので、休みの日はバイクに乗って一人でラーメン屋めぐりをしたり、友達と山道を走ったりしています。ジムでスポーツクライミングも楽しんでいます。